楽譜を読む力がなぜそんなに大切なの?
それは、いつか必ず、読めなくて苦労する時期が来るからです。
耳コピで弾けるくらい簡単な曲の時は、読めなくても何とかなります。
あるいは、歌やヴァイオリンやトランペットなど、メロディーだけの楽器なら問題ないでしょう。
しかし、ピアノという楽器は、
両手でいくつもの音を同時に鳴らしていかなければなりません。
一人でベースも内声もメロディーも弾く楽器はピアノだけです。
そうなると到底、耳コピでは間に合わなくなりますし、
楽譜を読んで弾いた方が圧倒的に効率が良いです。
また楽譜が読めれば、どんな曲でもとりあえずは弾けます。
楽譜、音符をスラスラ読めるようにするには、とにかくたくさん、大量に音符を読む必要があります。
数をこなせばこなしただけ、読む力は確実につきます!
この数こなしの方法は、西洋のピアノ教育では当たり前のやり方です。
事実、「バスティン」という有名なピアノ教材があるのですが、そのバスティン先生も、
「数こなし式」というものを提唱しています☝
ポップス曲でも、クラシック曲でも、弾きたい曲を弾きたいときに、 “自分でサラッと”
練習して弾けたら、素敵だと思いませんか?
楽譜が読めれば可能です。
しかし最近は、ピアノ経験のある大人の方でも、楽譜があまり読めない、音が分からない、
と言ってピアノを習いに来る方がほとんどです…。
つまり、楽譜を読む力が十分に身についていない、足りていなかったということです。
私は、せっかく過去にお金を払って習ったのに、大人になってピアノを習いに来て、
音符を教わるところからスタートするのは、とても勿体ないな~……と思います。
または自分が親の立場だったら、
せっかく習うのなら、ある程度弾きたい曲が弾けるくらいには、なってくれたらいいなと思うと思います。
楽譜をスラスラ読めるようにするには、
もちろん個人差はありますが、目安でだいたい3年くらいは楽譜を読むトレーニングが必要です。
そのくらいの時間と量が必要となります。
楽譜がスラスラ読めることのメリットは、
自分で曲が弾けるようになることだけではありません!
他にも素敵なメリットがあるので、
それはまた今度書きます♡