私事ですが・・・
先日、中日新聞・岐阜新聞さんから取材のご依頼をいただき、是非!と取材を受け、
それぞれの新聞に掲載していただけました👏
今日は、記事にある高校時代の挫折について、少しお話ししたいなと思います。(少しと言いつつ長いです)
いっちょ前に挫折と言っておりますが、そもそも全くもってピアノは上手くなかったので、高校時代でより自分の下手さを思い知ったという感じです(笑)
流れで音楽科に進学して、入学当初は専門的に音楽が学べることにワクワクしていました。
しかし、日が経つにつれ、周りとの実力差を実感していくんですね…。
高校1年生の後半くらいにはもう気落ちしていて、そこから卒業間近までずっと、ほぼ諦め状態でした。
ひたすら現実逃避をしながら、避けられない実技試験をこなし、“私は弾けない、才能が無い”と思って過ごしていました。
副科でヴァイオリンや声楽をやっていましたが、
いつもそっちの実技の点数の方が良かったです(笑)(笑)
普通なら、その結果で ”悔しい” という気持ちになるのかと思いますが、当時は諦めすぎていたためか、悔しくもなければ、落ち込むこともなく、涙の一つも出ませんでした。
だから、次頑張ろうという向上心もゼロだったんですね。。。
大学の教授との出会いで、また真剣にピアノと向き合うことになったのですが、高校時代の“諦め”や“弾けない”という思い込みは、後にとっても邪魔な心の鎖となりましたね。
どうせ私は下手だから。どうせ弾けないから。と本当に思っていて、この”どうせ”を取り除くのが本当に大変でした。
技術的な部分を変えることは、先生に任せられますが、それを信じて、私ならできる、と精神的な部分を変えていくのは結局自分しかできないからです。
何の話か分からなくなりましたが(笑)
とにかく、こんな諦めきってピアノが好きかも分からなくなった私でも、今は好きなようにピアノを弾くことが出来るようになり、心から楽しい、ピアノが好きだと感じています。
そして、思うように弾けない経験をしたからこそ、弾けない苦しみも分かりますし、伝えられることがあると思います。
自分と同じ思いを経験する人が一人でも少なく済むといいなと思います。
一人ひとりに寄り添える講師でありたいです。
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